香港、12/7単日の新型コロナ新規感染確認数は78人…感染経路不明は29人=医管局「第4波のウイルス株は危険性高い」

 香港では、新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」を迎えている。

 香港政府は12月7日夕方、同日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数が78人だったと発表。内訳は市中感染が71人、輸入性が7人。市中感染のうち感染経路不明は29人に上った。このほか、陽性予備群が70人超いるという。

 市内各所で集団感染(クラスター)も相次ぎ確認されている。中でも、大規模クラスター化しているダンスクラブ関連は新たに5人の感染確認があり、合計645人超に。このグループをきっかけに感染が拡大している可能性が指摘されている。

 陽性予備群の中には新界・沙田エリアにあるスーパーマーケットの野菜と精肉コーナーのスタッフ5人が含まれているとのこと。

 香港医管局によれば、第4波のウイルス株は以前のものと異なるものとの見方を示した上、11月下旬以降に新規感染確認された一部患者の容態及び感染力が強いことを示すデータなどから、より危険性が高いと指摘した。

 ここまでの香港における累計感染確認数は6976人、退院者数は5626人、死者数は112人。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

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