マカオ、2025年10月のカジノ売上は15.9%増の約4629億円…1〜10月累計8.0%増の約3.9兆円

 マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は11月1日、今年(2025年)10月の月次カジノ売上(粗収益、Gross Gaming Revenue=GGR)統計を公表。

 今年10月のGGRは前年同月から15.9%増の240.86億パタカ(日本円換算:約4629億円)で、前月比でも31.7%増。新型コロナの影響が生じた2020年2月以降の最高を2ヶ月ぶりに更新した。コロナ前の2019年同月からの回復率は91.1%に。

 前月比のプラスは例年通りの季節要因(10月初旬に中国本土で大型連休となる国慶節ゴールデンウィークが存在)。また、今年の特殊要因として、9月23日午後5時から25日午前2時まで33時間にわたって台風18号(国際名:ラガサ)の接近に伴う例外的な全面休業措置が講じられ、カジノ売上にマイナスをもたらした事象があった。対前年での伸長要因については、国慶節連休後もインバウンド旅客数の勢いを維持したする見方がある。

 10月の営業日は31日で、前月と比較して1日多い。1営業日あたりの平均GGRは前月を1.67億パタカ(約32.1億円)上回る7.77億パタカ(約149.3億円)だった。

 今年1〜10月累計のカジノ売上は前年同時期から8.0%増の2054.27億パタカ(約3兆9479億円)。2019年同時期からの回復率は83.3%。

 マカオは2023年1月初頭にウィズコロナへ転換し、アフターコロナがスタート。以降、2年連続でカジノ売上の回復が進んだ。昨年通期のGGRは前年比23.9%増の2267.82億パタカ(約4兆3583億円)で、財政予算上の年間GGR目標である2160億パタカ(約4兆1511億円)、月額にして180億パタカ(約3459億円)を達成。今年度財政予算における年間GGR目標は2400億パタカ(約4兆6123億円)、月平均200億パタカ(約3844億円)に引き上げられ、5月以降は9月を除いてクリアしている。なお、7月9日に年間カジノ目標値を5%下方修正し、2280億パタカ(約4兆3817億円)、月平均にして190億パタカ(約3651億円)とする補正予算案が成立。1〜10月累計のカジノ売上は新たな目標値を8.1%、また当初目標値を2.7%それぞれ上回っている。

カジノのイメージ(資料)=本紙撮影

【資料1】2025年マカオの月次カジノ売上の推移(カッコ内は前年比)
・1月:182.54億パタカ=約3508億円(5.6%減)
・2月:197.44億パタカ=約3794億円(6.8%増)
・3月:196.59億パタカ=約3778億円(0.8%増)
・4月:188.58億パタカ=約3624億円(1.7%増)
・5月:211.93億パタカ=約4073億円(5.0%増)
・6月:210.64億パタカ=約4048億円(19.0%増)
・7月:221.25億パタカ=約4252億円(19.0%増)
・8月:221.56億パタカ=約4258億円(12.2%増)
・9月:182.89億パタカ=約3515億円(6.0%増)
・10月:240.86億パタカ=約4629億円(15.9%増)
>1〜10月累計:2054.27億パタカ=約3兆9479億円(8.0%増)

【資料2】2013年〜2024年マカオの年間カジノ売上の推移(カッコ内は前年比)
・2013年:3607.49億パタカ=約6兆6541億円(18.6%増)*ピーク時
・2014年:3515.21億パタカ=約6兆9328億円(2.6%減)
・2015年:2308.40億パタカ=約4兆4363億円(34.3%減)
・2016年:2232.10億パタカ=約4兆2896億円(3.3%減)
・2017年:2657.43億パタカ=約5兆1070億円(19.1%増)
・2018年:3028.46億パタカ=約5兆8201億円(14.0%増)
・2019年:2924.55億パタカ=約5兆6204億円(3.4%減)
・2020年:604.41億パタカ=約1兆1615億円(79.3%減)
・2021年:868.63億パタカ=約1兆6693億円(43.7%増)
・2022年:421.98億パタカ=約8110億円(51.4%減)
・2023年:1830.59億パタカ=約3兆5180億円(333.8%増)
・2024年:2267.82億パタカ=約4兆3583億円(23.9%増)

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