マカオ警察、香港の宝くじを無許可で路上販売の女を逮捕…手数料上乗せして転売

マカオ治安警察局は8月21日午後、マカオ半島北部の祐漢マーケット周辺で非合法な宝くじ販売が行われているとの通報を受けて現場へ警察官を派遣したところ、2人の女が路上に簡易屋台を出し、香港で発行されている「六合彩」と呼ばれる数字選択式宝くじ77枚を販売しているのを発見し、2人の身柄を拘束した。

警察の調べに対し、2人は無許可であったこと、香港で購入した宝くじに1枚あたり4〜13パタカ(日本円換算:約54〜177円)の手数料を上乗せして転売していたことを認めたという。2人はいずれも50代のマカオ居民で、警察では不法販売の罪で2人を送検する方針。

警察によれば、適切な許可を取得せずに宝くじあるいはそれに類する抽選券などを販売する行為は犯罪にあたり、最高で禁錮2年の刑に処せられるとのこと。

「六合彩」は香港の競馬競技団体にあたる香港ジョッキークラブの運営で、週3回ペースで抽選が実施されている。1〜49の番号の中から任意の数字を選ぶもので、1口10香港ドル(日本円換算:約140円)から購入できる。イメージとしては日本の「ロト6」に近い。

被疑者が路上販売していた香港の宝くじ「六合彩」(写真:マカオ治安警察局)

被疑者が路上販売していた香港の宝くじ「六合彩」(写真:マカオ治安警察局)

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