違法宿泊施設拠点に麻薬販売、中国本土出身の男を逮捕―マカオ

マカオ治安警察局はマカオ半島の南灣エリア一帯で麻薬の密売が行なわれているとの匿名の通報を受け捜査を続けてきた中、10月20日午前1時頃、サンフランシスコ公園で容疑者を発見。フェレイラ・アマラル広場まで追尾し、所持品検査を行ったところ、ケタミン(K仔、向精神薬で麻薬の一種)1袋が見つかった。

10月21日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。その後、警察は容疑者が住居として借りていた部屋を捜索し、ケタミン、大麻、コカインなど、末端価格にして60万パタカ相当となる6種の麻薬を押収。茶葉やコーヒーのパッケージで偽装されているものもあったという。また、容疑者の住居が違法宿泊施設であることも判明した。

逮捕されたのは、中国・遼寧省出身の25歳、無職の男。警察の取り調べに対して非協力な態度を示しているといい、当局では背後関係や薬物の入手ルートについて捜査を続けている。

司法警察局による啓発ポスター

司法警察局による啓発ポスター

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  2.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土で5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴー…
  3.  マカオ政府統計・センサス局は4月28日、今年第1四半期(2025年1〜3月)の対外商品貿易統計を…
  4.  マカオ政府市政署(IAM)は4月25日、ユネスコ世界文化遺産リストにも登録されている観光名所「カ…
  5.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するSJMリゾーツ社(SJM Resorts, S.A.)は…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun