マカオ・内港と珠海・湾仔結ぶ渡し船、すべて新造船に置き換え=定員大幅増、所要時間2分短縮の3分に

およそ30年の歴史を持つマカオ・内港と広東省珠海市の湾仔を結ぶ渡し船だが、このほど就航時から活躍してきた全3艘が退役し、新造船への置き換えが完了したという。

マカオの日刊紙「澳門日報」が1月14日付紙面で報じた。内港と湾仔を結ぶ渡し船の運航が始まったのは、1984年8月のこと。近年、内港・湾仔ルートの利用者が急増しており、週末や連休シーズンには、定員を大幅に上回る旅客が集中し、長い待ち時間を要することもあるという。

渡し船サービスを運営する珠海市珠澳輪渡有限公司の張慶年社長によると、新造船は3艘で、従来のものと比較して大型化され、1艘あたりの定員はおよそ100人増の280人とのこと。また、パワーアップも図られ、所要時間も従来の5分から2分短縮の3分となっている。

マカオ・内港と珠海・湾仔を結ぶ渡し船サービスに導入された新造船「珠澳6号」—本紙撮影

マカオ・内港と珠海・湾仔を結ぶ渡し船サービスに導入された新造船「珠澳6号」—本紙撮影

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